marbleとひだまりスケッチの公式なコラボ・アルバム、「ひだま〜ぶる」。
これは形だけの企画ものではなく、気持ちのこもった幸福な作品である。
お互いに歩み寄って作られた感じのする音楽。
まず驚いたのが、イメージソングや主題歌のカバーを担当しつつも
marbleらしさが損なわれてないこと。以前からタイアップに関する絶妙なバランス感覚に
驚かされてきたがこの作品を聴いて確信した。この人たち、ブレがないわ、と。
詞のほうは完全にひだまりの世界観に基づきつつサウンド面できちんとmarble色も出している。
正直、聴く前はやや心配したが杞憂だった。 アコースティック・アルバムとしては破格の出来だと思う。
メロディがとにかくいい。アレンジも非常にみずみずしく、気軽に聴けるし、しっかり心に染み渡るし。
特にメロディの自由度はかなり高い。
空まで突き抜けるようなポップも、内面と向き合うような静けさも同じ温度で鳴らされている。
きちんと「これぞmarbleだ!」という王道を早くも築いてるのは大きい。
とはいえ、「black smile」では変なコード進行だったり「fantastic sky」ではリズムが巧妙だったりと
音楽的な冒険もきちっとしているのも凄い。 ファンアイテムにしとくには勿体無い、これは。
吉野屋先生あたりは流石に崩れるだろうと思いきや、それでも揺るがない。
「スケッチスイッチ」はどうだ?と思ったら何というか、童謡チックな佳曲に歌い上げてしまった。
miccoの声って、芯が強いんだなあと感銘を受けた。 透き通るような美しい声なのに、強い。この個性は貴重だと思った。
さて、ひだまりスケッチとしては歌詞カードに書き下ろしのイラストが数点、と
それぞれの楽曲に対する解説、そして原作者の蒼樹うめとmarbleの二人との対談が12ページに渡って収録されている。
marbleの事ばかり書いてきたけど、歌詞全体は完全にひだまりを想って作られたものだと感じるし
わかる、って部分も多数あるので純粋に楽しめるアルバムになっているかと。
また、対談が予想以上に濃い・・・ってかクスクス笑える微笑ましいものになってるのでこれもこれで楽しめた。
お互いの誉め合いは面白かったが、お世辞ではなく具体例をきちっと挙げて気持ちを伝えてるところに双方の愛情を感じたなあ。
企画としても面白いし、音楽的にも面白い。私はmarble大好きで、ひだまりにも触れていたのでより一層堪能できた。
また、ポップスのアルバムとしても非常に質が高いのでポップス好きにも聴いて欲しいと思った。
1期BOX同様、画質については申し分ないですが作画の修正もいくつかあるみたいです。 DVD版にあった特別編2の作画ミス(ゆのが宮子の制服の上着を縫っている時に宮子が上着を着ているカットがある、下校時のひだまり荘の階段のシーンでゆのが無いはずのタイを付けている)が修正されています。 また、ブックレットにある尾石氏のコメントに1話アバンにて欠番カットが今回初めて復活とありますが、これはOP直前の缶のイメージカットみたいなやつでしょうか? 画質も含めてより良い品質で本作を楽しめるのは嬉しいものです。感謝。
以下、商品仕様の補足。 ノンクレジットOPはDISC4枚に全バージョンを収録。壮観です。 1期BOXにもあったDVD版ジャケイラストのピンナップが封入特典としてあり。
アニメ三期から入って、原作の1、2、3を読みました。
絵柄がかわいくて、ネタもほのぼとしていて好きです。萌え萌えです。
ですが「おもしろい?」と聞かれると「別に」と返してしまうような作品ではあるので
僕は好きですから読み続けますが、他人にすすめることはないだろうと思います。
正直、おもしろくはありません。ふつうです。
これより優れた四コマというのはたくさんあるでしょうし、これよりおもしろい四コマを知っていますが
他の四コマ漫画にはない方向性や魅力を持っていて、だから僕は好きになりました。
客観的に見れば☆3です。主観的に見れば☆5です。
キャラソンとか原作者とか、そう言った括りを外して聞いても純粋に良い感じ。
何も知らない状態で聞いても、好きになってた気がする。
たぶん。
きっと。
2曲とも、繰り返し聞きたくなる曲です。
うめ先生の歌声は耳に心地良いなぁ。
和む和む。
ひだまりる〜♪
のところが妙に好き。
アニメを見る前にアンソロ本に手を出すという暴挙に出ましたが、十分楽しめました。元ネタを知らなくても読める大沖さんとkashmirさんの安定感は異常(褒め言葉です)。この本がきっかけで、本編にも手を出しちゃいました。アニメを見て打ちのめされてからニコ動MADを経由して、また本書を読み返すともうドップリです。私の推しメンはマミさん。ぼっち&厨キャラでのいじられっぷりに、ティロ・フィナーレ(笑)されちゃいました。さやかもかわいいけどあの子は嫁(杏子)がいるからねぇ。
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